PFASの規制強化を受けて、どの日本株が関連銘柄になるのか、実際に業績が伸びる企業はあるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。PFASは水や油をはじく性質などから幅広く使われてきましたが、環境中で分解されにくい一部の物質への対策が国内外で進んでいます。
PFAS規制の関連銘柄を考える際は、除去装置を売る会社、分析機器を扱う会社、代替素材を開発する会社、規制対応が必要な化学メーカーを分けることが重要です。この記事では、2026年10月時点の制度と各社の公表資料を基に、具体的な銘柄、注目する理由、利益につながる条件、投資上のリスクを整理します。
PFAS規制の関連銘柄は?注目したい日本株9社と結論

PFAS規制を投資テーマとして考えるなら、水処理・除去、検査・分析、代替素材の3分野を中心に調べるのが現実的です。規制そのものが売上を生むわけではなく、自治体や工場が実際に設備やサービスを購入して初めて企業の業績に反映されます。
以下は、各社が公開している製品・技術・取り組みを根拠に整理した候補です。利益の成長順や株価の上昇期待順ではありません。
| 銘柄(コード) | 注目分野 | PFASとの関係 |
|---|---|---|
| 栗田工業(6370) | 水処理・分析 | 活性炭やRO膜を使うPFAS対策を提供 |
| メタウォーター(9551) | 浄水設備 | PFAS除去設備の工事を受注 |
| クラレ(3405) | 吸着材 | PFAS除去用活性炭を展開 |
| 島津製作所(7701) | 分析機器 | PFAS分析用の装置・データベースを展開 |
| 日東精工(5957) | 分析関連装置 | PFASのスクリーニング分析向け機器を提供 |
| 室町ケミカル(4885) | 吸着材 | PFAS除去用イオン交換樹脂を開発 |
| オルガノ(6368) | 水処理技術 | 分析技術の確立と処理技術の最適化を推進 |
| 東レ(3402) | 代替素材 | PFASを使わない材料を開発 |
| AGC(5201) | 規制影響の確認 | フッ素関連事業について規制リスクを開示 |
直接的な需要を確認しやすいのは水処理・除去関連
日本の水道事業者にはPFOSとPFOAの水質基準の遵守が求められています。基準を超える水源を使う場合、水源の変更、活性炭やイオン交換樹脂などによる処理、検査体制の強化といった対応が考えられます。こうした支出が具体化したとき、水処理装置や吸着材の会社に商機が生まれます。
ただし、基準を超える施設がすべて新規設備を購入するわけではありません。取水の停止や既存設備の改良で対応できる場合もあります。規制対象の広さと、受注の広がりは別の話です。
検査・分析関連は測定件数と設備投資がポイント
PFAS対策では、汚染の有無を調べるだけでなく、処理前後の濃度を継続して確認する必要があります。分析装置を販売するメーカーには、検査機関の設備更新や分析方法の高度化という需要が考えられます。
しかし、検査件数が増えても、必ずしも装置販売が同じ割合で増えるとは限りません。既存装置の稼働時間を増やして対応する検査機関もあるためです。装置本体に加え、消耗品、保守、分析サービスなどの収益構造も確認したいところです。
代替素材や化学メーカーは恩恵と負担を分けて見る
PFASを含まない材料の開発企業は、顧客が製品を置き換えることで新たな需要を獲得できる可能性があります。一方、これまで規制対象になり得るフッ素関連製品を扱ってきた企業には、製品変更や代替研究、設備投資などの負担が生じる場合があります。
同じ「PFAS関連銘柄」でも、利益につながる方向が反対になることがあるのです。株式情報サイトのテーマ一覧だけで売買を決めず、企業が開示した製品用途や規制リスクを確認する必要があります。
PFAS規制は2026年にどう変わった?日本・米国・EUの動向

株価材料としてのPFAS規制を理解するには、対象となる物質、地域、施行状況を分けることが大切です。PFASは多数の化学物質の総称であり、すべてが一律に同じ条件で禁止されているわけではありません。
日本では2026年4月から水道水の基準を義務化
日本では2026年4月1日から、PFOSとPFOAの合算値について、水道水の水質基準が50ng/L以下となりました。従来の暫定目標値と数値は同じでも、基準の位置づけが変わり、水道事業者などに検査と遵守の義務が課されています。検査頻度は、おおむね3か月に1回以上を基本としています。
50ng/Lは、1リットル中に合計50ナノグラムという非常に小さい濃度です。規制対象はPFAS全種類の合計ではなく、指定されたPFOSとPFOAの合算です。正確な対象範囲は投資テーマを判断するうえでも重要です。制度の原文は環境省の2025年6月30日発表で確認できます。
米国は厳しい水道基準を維持しつつ、期限延長などを提案
米国では2024年に、飲料水中のPFOAとPFOSについて、それぞれ4ng/Lの全国基準が設定されました。日本の合算50ng/Lとは対象物質の数え方も異なるため、数字だけを単純比較するのは適切ではありません。
その後、米環境保護庁(EPA)は2026年5月、PFOA・PFOSの基準を維持しつつ、一定の水道システムが基準への適合期限を2031年まで延ばせる仕組みを提案しました。同時に、ほかの一部PFASに関する規則の見直しも提案されています。提案は最終決定と同じではありません。投資家は施行期限の変更や最終規則を追う必要があります。詳細はEPAの提案説明で確認できます。
EUの広範なPFAS規制は審査段階であり、全面禁止が確定したわけではない
EUでは、特定のPFASを対象とする既存の規制に加え、より広い用途を対象にした制限案の審査が進んでいます。欧州化学品庁(ECHA)は、2026年に科学的な評価をまとめ、欧州委員会の判断につなげる工程を公表しています。
ただし、医療や半導体など代替が難しい用途には例外や移行期間が議論される可能性があります。「EUがPFASをすべて直ちに禁止する」と決めつけるのは誤りです。最新の審査状況はECHAのPFAS特設ページに掲載されています。
水処理・除去で注目されるPFAS対策銘柄3社

規制対応が設備や資材の購入に結びつきやすいのが、水処理分野です。ただし、装置メーカーと消耗材メーカーでは収益の発生の仕方が違います。実際の事業内容を見ていきます。
栗田工業(6370):分析から除去まで対応する水処理企業
栗田工業は工場の用水・排水処理などを手がける企業です。PFASについては極微量分析に加え、活性炭やRO膜(逆浸透膜)を使った除去・分離の仕組みを提供しています。RO膜は、水を特殊な膜に通して不純物を分離する技術です。
同社はPFASの検査、除去、無害化まで含む幅広い対応を目指しており、公式のPFASへの取り組みで技術を説明しています。調査から対策まで一括して依頼したい工場などに対応できる点が特徴です。
一方、同社はPFAS以外の水処理事業も幅広く展開しています。銘柄を評価する際には、PFAS関連案件が事業全体の売上や利益にどの程度影響するのか、開示資料から判断する必要があります。
メタウォーター(9551):2026年にPFAS除去設備を受注
メタウォーターは上下水道設備を中心とした水環境事業を展開しています。PFAS分野では、前田建設工業と共同でPFOS・PFOA吸着処理システムを開発し、イオン交換樹脂を使う除去技術を持っています。
具体的な進展として、2026年4月には岐阜県各務原市から三井水源地の水質改善処理施設整備工事を受注したと発表しました。公表した税抜き契約金額は6億6,600万円で、PFAS除去設備にイオン交換樹脂を利用する計画です。詳しくは同社の2026年4月23日付ニュースリリースに記載されています。
受注という実績を確認できる点は、技術開発段階の企業との違いです。ただし、一つの案件だけで会社全体の業績が大きく変わるとは限りません。今後は類似案件の受注件数や利益率を見ることが重要です。
クラレ(3405):交換需要も考えられるPFAS除去用活性炭
クラレは化学素材を幅広く扱うメーカーで、PFAS除去に用いる活性炭を展開しています。代表的な「FILTRASORB」は、浄水や排水の処理に使う粒状活性炭です。活性炭の表面にPFASを吸着させ、水中の濃度を下げる仕組みです。
同社は米国の水処理施設でPFAS対策用活性炭を供給してきた実績を紹介しています。製品情報はクラレのPFAS対策ページで確認できます。設備を新設するときの採用だけでなく、使用済み吸着材の交換や関連サービスに継続的な需要が発生する可能性があります。
ただし、活性炭の寿命や交換頻度は水質と運転条件によって違います。原材料費や物流費が増加すると採算にも影響するため、販売数量と利益率を合わせて見たい銘柄です。
PFASの検査・分析と新しい吸着材に関わる3銘柄

PFASへの対策は、まず対象物質の濃度を正確に把握することから始まります。検査設備の整備と吸着材の高性能化は、除去装置とは異なる形で需要が発生し得る分野です。
島津製作所(7701):PFASを測る分析装置とデータベース
島津製作所は分析・計測機器の大手です。PFAS向けには液体クロマトグラフ質量分析計を活用した分析ソリューションを展開しています。これは、試料に含まれる成分を分け、それぞれの物質を高い精度で測定する装置です。
同社は124成分の測定条件や複数の公定法に対応するPFASデータベースも提供しています。島津製作所の製品情報から、装置と分析方法の関係を確認できます。
規制対象が広がれば測定需要が増える可能性がありますが、売上の増加を決めるのは機器の新規購入や更新の状況です。分析需要の増加と装置売上の増加を混同しないことが大切です。
日東精工(5957):PFASスクリーニング向け装置
日東精工はねじや締結関連装置の企業として知られますが、グループ内には分析機器事業もあります。PFAS分野では自動試料燃焼装置や吸着装置などを活用し、水中の有機フッ素化合物をまとめて把握するためのスクリーニング分析に対応しています。
同社の2025年の決算説明会資料では、分析の前処理工程を対象とし、PFASの分解工程への事業拡大も検討していることが示されています。スクリーニングは、多数の試料を効率的に確認するための検査であり、個々のPFASを詳細に測る方法とは役割が異なります。
本格的な分解事業については、検討と商用収益化を区別する必要があります。投資判断では販売実績や事業の規模を確認しましょう。
室町ケミカル(4885):PFAS除去用イオン交換樹脂を開発
室町ケミカルは医薬品や化学品を扱う企業で、水中の物質を選択的に吸着するイオン交換樹脂にも強みがあります。PFAS除去用の吸着材を開発し、活性炭が対応しにくいとされる一部の短鎖PFASも含めて性能評価を進めています。
同社が運営する技術サイトでは、各種の試験条件と結果を公開しています。2026年2月には理経が同社のPFAS吸着用イオン交換樹脂の販売を開始したと発表しました。
こうした企業は新製品の採用が増えたときの成長余地が注目されます。その反面、試験で良好な結果が出ても大規模設備で同じ経済性が得られるとは限らず、実際の導入件数、継続受注、競合製品との差を確認することが必要です。
PFAS代替素材と水処理技術で見たい銘柄

直接的なPFAS除去に加え、「最初からPFASを使わない製品」や「既存技術を対策用途へ広げる企業」にも目を向けられます。ただし、開発発表と売上計上の間には時間差があります。
東レ(3402):PFASを使わない機能性材料の開発
東レは化学繊維、樹脂、電子材料などを扱う総合素材メーカーです。2025年度の主な材料開発として、PFASを使用しない感光性ポリイミド、PFASフリーの撥水テキスタイル、フッ素樹脂を使用しない離型フィルムなどを挙げています。
詳細は東レの化学物質管理に関する公式ページで確認できます。代替品が従来品に近い機能や価格を実現できれば、顧客の規制対応を背景に採用が進む可能性があります。
ただし、「開発した」ことと「広く採用され収益に結びついた」ことは同じではありません。量産時期や採用実績、対象市場の規模を確認しましょう。
オルガノ(6368):水処理ノウハウをPFAS対応へ展開
オルガノは半導体工場向けの超純水設備などで知られる水処理企業です。イオン交換樹脂や膜処理などの技術を持ち、水中の微量物質を管理するノウハウを事業基盤としています。
2026年3月期の有価証券報告書では、PFASへの対応として分析技術の確立と処理技術の最適化を進めていると説明しています。PFAS分野での展開余地はありますが、現時点で同社の収益を説明する際には、主力の半導体関連設備需要など他の要因を切り分ける必要があります。
「水処理企業だからPFAS規制の純粋な受益企業」とは考えず、対策案件の具体的な受注や収益開示を待って評価するのが妥当です。
PFASフリー製品が普及するための3つの条件
代替素材が市場で受け入れられるには、既存品に近い性能、価格面での納得感、量産と安定供給の体制が必要です。特に耐熱性や耐薬品性が求められる半導体・医療関連では、材料を変更するだけでも長い評価期間が必要になる場合があります。
市場拡大の報道があっても、顧客による採用試験の途中であれば、企業業績への反映は先になります。製品の販売開始、顧客認証、量産採用、受注増という段階を分けて確認することが、期待先行の投資を避ける助けになります。
PFAS規制でマイナスの影響が考えられる銘柄にも注意

PFAS関連という言葉は、恩恵を受ける企業だけを指しません。フッ素化学品の製造企業などでは、製品規制への対応費用や訴訟リスクが課題になる場合があります。
AGC(5201):規制範囲次第で業績への影響を受ける可能性
AGCはガラスや電子材料、化学品などを展開し、フッ素関連製品も製造しています。同社はPFASの規制について、物質ごとの性質や用途を踏まえた制度設計が必要だとする一方、規制内容によって業績に影響が出る可能性を投資家向けに開示しています。
また、米国でのPFAS関連の訴訟にも言及しています。こうした内容はAGCの事業等のリスクに記載されています。新規制への対応コストと、それによって得られる新しい販売機会を分けて見なければなりません。
ダイキン工業(6367):フッ素化学の事業と規制対応を確認
ダイキン工業は空調事業に加えてフッ素化学を展開しています。公式サイトによると、同社はPFOAの製造・使用を2015年までに終了し、各国の規制に沿った製品開発や製造管理を進めています。
ただし、過去にPFOAを扱っていた拠点の敷地内地下水については確認と対応を継続していると説明しています。PFOAに関する同社の説明とPFAS全般への取り組みを確認すると、規制リスクと対応方針の両方を把握できます。
企業の一部事業に規制リスクがあることだけで、株式全体の評価が決まるわけではありません。空調を含むグループ全体の利益構成と合わせて考えましょう。
「規制強化=すべての関連株が上昇」ではない理由
規制によって新しい市場が生まれても、販売価格の競争、対策工事の採算、研究開発費の増加が利益を圧迫する場合があります。製造企業では既存品の販売縮小や訴訟費用など、逆方向の影響も考えられます。
また、株価は将来の期待を先に反映しやすいものです。企業のニュースが好材料でも、投資家の期待がすでに高ければ株価が下がることもあります。「規制で需要が増えそう」と「今の株価で買う価値がある」は別の判断です。
PFAS規制の関連銘柄を選ぶときのチェックポイント

関連企業の一覧だけでは、購入候補を絞り込めません。企業の発表を数字に置き換え、需要が利益と株価にどうつながるかを見ることが大切です。
PFAS事業の売上規模と受注の裏付けを確認する
企業資料を見る際は、PFAS対策の製品名が載っているかだけでなく、販売実績、受注金額、納入件数、継続契約の有無を探しましょう。実際の工事受注を公表している企業と、技術開発を紹介している企業では、収益の確かさが違います。
たとえば年間売上高が数千億円の企業で、PFAS関連の売上が数億円増えても、全社業績への影響は限定的かもしれません。逆に規模が小さい企業なら、まとまった受注が業績に与える影響が大きくなる可能性があります。ただし、小型株は価格変動も大きくなりやすいため注意が必要です。
水処理は設備の初期受注と交換・保守収入を分ける
除去装置の納入は大きな売上になっても、毎年同じ規模で発生するとは限りません。一方、活性炭の交換、樹脂の更新、継続的な水質測定、保守契約は、導入後も収益を生む可能性があります。
ただし、使用済み吸着材の処理費用や性能維持のためのコストも無視できません。除去するだけでなく、その後の処分・管理まで対応できるかによって、設備全体の採算が変わります。顧客が何に費用を払うのかまで想像して企業を比較すると、事業の実態がつかみやすくなります。
決算資料で利益率・設備投資・財務状況を確認する
受注が増えても、材料価格や人件費が上昇すれば利益が伸びないことがあります。営業利益率、営業キャッシュフロー、設備投資額、研究開発費、借入金の状況を確認しましょう。
特に新しい吸着材や代替素材の開発では、製品が収益化するまで時間がかかる場合があります。利益が出る前に設備投資が必要なら、資金調達の可能性も考える必要があります。企業の決算短信や決算説明資料で、PFASに関する説明と実際の業績が一致しているかを見てください。
PERやPBRだけでなく、期待が株価に織り込まれているかを見る
PERは株価が1株当たり利益の何倍かを表す指標、PBRは株価が1株当たり純資産の何倍かを表す指標です。比較の目安にはなりますが、成長段階や利益構造が異なる企業を単純に順位付けするのには向きません。
PFASという言葉がニュースで注目された直後は、関連性だけで株価が急変することがあります。買う前に直近の業績予想、上方修正の有無、過去の株価推移、競合企業の評価を確認すると、期待先行かどうか判断しやすくなります。
PFAS規制と関連株についてよくある疑問

最後に、投資を検討する際に混同しやすい点を整理します。制度と事業の違いを理解しておくと、話題性だけで銘柄を選びにくくなります。
日本でPFASがすべて禁止されるのでしょうか?
いいえ。PFASは多数の物質を含む総称で、日本の2026年4月からの水道水基準はPFOSとPFOAを対象としています。個別物質の製造・輸入等については別の規制もあるため、「PFASのすべてが同じ日に全面禁止」と解釈してはいけません。
用途や地域によって規制内容が変わるため、投資先が扱う物質と製品用途を確認する必要があります。基礎情報は環境省のPFASに関するQ&Aが参考になります。
規制強化で株価が上がりやすいのは小型株ですか?
小型株では、テーマが注目されたときに短期間で大きく値動きする場合があります。しかし、同じ理由で下落も大きくなりやすく、取引量が少ない銘柄では希望価格で売買できないこともあります。
企業規模より優先したいのは、PFAS関連事業が実際にどれほどの収益を生み、利益拡大の見通しがどこまで裏付けられているかです。開発段階の材料株と、実際に受注を積み上げている企業は同じ基準で評価しないようにしましょう。
PFAS関連銘柄は新NISAで長期保有すべきですか?
新NISAの成長投資枠では対象となる国内上場株式を購入できますが、税制上のメリットがあるからといって、特定テーマへの集中投資が安全になるわけではありません。PFAS対策は長期的な需要が見込まれる一方、制度変更、技術の競争、採用までの時間など不確実性があります。
長期保有を考えるなら、企業の主力事業が安定しているか、財務に無理がないか、購入価格が業績見通しに見合うかを優先してください。資産全体の分散も含め、テーマ株は投資額を慎重に考えるのが基本です。
まとめ:PFAS規制の関連銘柄は需要の実績と規制リスクで見極めよう
PFAS規制の関連銘柄では、水処理の栗田工業・メタウォーター・クラレ、検査や吸着材の島津製作所・日東精工・室町ケミカル、技術開発のオルガノ・東レなどを候補として確認できます。一方、AGCやダイキン工業のように規制対応による負担も考えるべき企業があります。
2026年4月に始まった国内の水道水基準義務化は、関連市場を考えるうえで重要な変化です。ただし、受注増が利益に反映されるかどうかは企業ごとに違います。まずは製品・受注の公式発表、次に決算上の収益規模、最後に現在の株価水準という順序で確認すると、PFASというテーマだけに頼らない判断がしやすくなります。


