非常食メーカーの上場企業には、どのような会社があるのでしょうか。防災需要が注目されると、アルファ米や保存缶、栄養補助食品を作る企業の株式を探す人も増えます。しかし、商品名を知っていても、そのメーカーが上場しているとは限りません。
この記事では、非常食に関係する上場企業6社を、証券コードや代表商品とともに紹介します。非上場メーカーとの違い、防災需要が業績に反映される条件、関連銘柄を選ぶときの注意点まで整理し、投資判断に必要な情報をわかりやすくまとめました。
非常食メーカーの上場企業は?まず確認したい6銘柄

非常食に関連する上場企業としては、亀田製菓、井村屋グループ、ブルボン、江崎グリコ、カゴメ、大塚ホールディングスの6社が代表的です。長期保存できる米飯、菓子、野菜食品、栄養補助食品など、得意分野は会社によって異なります。
| 企業名 | 証券コード | 主な非常食 | 事業上の関係 |
|---|---|---|---|
| 亀田製菓 | 2220 | 尾西食品のアルファ米・携帯おにぎり | 保存食メーカーを子会社に持つ |
| 井村屋グループ | 2209 | えいようかん | 長期保存型の羊羹 |
| ブルボン | 2208 | 缶入カンパン・缶入クラッカー | 備蓄向けの保存菓子 |
| 江崎グリコ | 2206 | ビスコ保存缶 | 長期保存できる菓子 |
| カゴメ | 2811 | 長期保存用野菜飲料・野菜スープ | 野菜の保存食 |
| 大塚ホールディングス | 4578 | カロリーメイト ロングライフ | 子会社の備蓄向け栄養食 |
この一覧は2026年10月時点で公式サイトの商品情報と上場情報を確認した例で、全銘柄を網羅するものではありません。重要なのは、どの会社も非常食だけを事業としているわけではない点です。一般の米菓や菓子、飲料、医薬品などの業績も株価を左右します。
非常食に関連する上場企業6社の特徴を比較

非常食事業との関わり方が違えば、災害への備えが広がったときの影響も変わります。各社の製品と投資面での見どころを確認します。
亀田製菓(2220)|アルファ米の尾西食品を保有
亀田製菓は米菓メーカーとして知られていますが、長期保存食を製造する尾西食品を2013年に子会社化しています。尾西食品の公式会社概要では亀田製菓の100%出資と明記されており、尾西食品の株式を直接買うのではなく、親会社の株式を通じて間接的に投資する関係です。
尾西食品のアルファ米は、水やお湯を注いで食べられるごはんで、炊飯ができない災害時にも使いやすい商品です。携帯おにぎりなどのラインアップもあり、家庭用だけでなく法人などの備蓄需要を考えるうえで注目できます。2025年には宮城第二工場を新設しており、生産設備の動向も確認したい部分です。
ただし、亀田製菓の連結業績には国内外の米菓事業も含まれます。尾西食品の販売増がグループ全体にどれほど影響するかは、セグメント別の売上と利益を見なければ判断できません。非常食との関係が明確でも、株価上昇を保証するものではありません。公式情報は尾西食品の会社概要で確認できます。
井村屋グループ(2209)|長期保存の「えいようかん」
井村屋グループの代表的な防災食品は「えいようかん」です。製造日から5年6か月の賞味期間があり、個包装の羊羹をそのまま食べられます。調理に火や水を使わないため、停電や断水の際に手軽にエネルギーを補給できるのが特徴です。
通常の羊羹の製造技術を活用している点も見どころです。防災専用品だけに依存せず、もともとの技術やブランドを生かして商品を展開しています。ただし、井村屋グループは冷菓や通常の菓子なども取り扱うため、非常食の売上だけでなく季節商品や原材料費にも目を向ける必要があります。
「えいようかん」が売れているという話題を見た場合も、その売上が全社の何%に当たるかを確かめましょう。商品への評価と株式投資としての魅力は必ずしも一致しません。商品仕様は井村屋公式商品ページで確認できます。
ブルボン(2208)|カンパンやビスケットの保存缶
ブルボンは災害対策備蓄用として「缶入カンパン」「缶入クラッカー」「缶入ミルクビスケット」を販売しています。缶入カンパンはキャンデー入りで、開けやすいプルトップ式の缶を採用しています。菓子メーカーの製造技術を非常時の食品に応用した例です。
菓子やビスケットは、調理しなくても食べられるため、家庭の非常持ち出し品や学校・会社の備蓄として使う場面が想定できます。一方、非常食を購入する理由は保存期間だけではなく、味、分けやすさ、必要な栄養、保管しやすさなどさまざまです。こうした違いが競争力に関わります。
投資では保存缶の販売に加えて、主力の通常菓子、飲料などの収益を見る必要があります。特に小麦や乳製品、包装材の価格が利益に与える影響も無視できません。製品一覧はブルボン公式サイトに掲載されています。
江崎グリコ(2206)|製造後5年6か月のビスコ保存缶
江崎グリコの「ビスコ保存缶」は、製造後5年6か月の賞味期限が設定された長期保存食品です。5枚入りの小袋が6パック入っており、家族で分けやすい包装です。おなじみの菓子を非常時にも食べられる形にした商品といえます。
被災時には食事が主食だけに偏ることもあるため、気軽に食べられる保存菓子は備蓄の選択肢を増やします。ただし、ビスケットのみで必要な栄養をすべて補えるわけではなく、米や缶詰、野菜食品などと組み合わせることが重要です。
江崎グリコは通常の菓子や冷菓、乳製品などを扱う企業です。保存缶の知名度が高くても、それが全社の利益でどの程度の割合を占めるかは別問題です。防災需要とのつながりを評価する際も、決算情報で他の事業と比較しましょう。仕様はビスコ保存缶公式情報で確認できます。
カゴメ(2811)|野菜飲料とスープの長期保存商品
カゴメは「野菜一日これ一本 長期保存用」や「野菜たっぷりスープ」を展開しています。公式情報によると、長期保存用の野菜飲料は製造日から5.5年の賞味期間があり、スープも長期備蓄に対応しています。米やパンとは異なる役割の保存食です。
災害時は主食や菓子を優先して準備しがちですが、野菜を使った商品を用意することで食事の種類を増やせます。もっとも、「野菜350g分使用」とあるからといって、野菜350gを食べたときの全栄養素をそのまま摂取できるわけではありません。カゴメも原料野菜の全成分を含むものではないと説明しています。
株価を見る場合は、通常の飲料・加工食品、海外事業、原材料調達といった要素が重要です。保存食市場の拡大を期待するなら、該当商品の売上増加が全社利益にどれほど反映されるかも確認しましょう。公式情報はカゴメの野菜の保存食を参照できます。
大塚ホールディングス(4578)|カロリーメイトの備蓄専用商品
大塚ホールディングス傘下の大塚製薬には、備蓄専用の「カロリーメイト ロングライフ」があります。公式サイトでは賞味期限が3年で、調理器具や食器なしで食べられることを特徴としています。一般の店頭で販売する通常の商品とは区別されている点に注意してください。
栄養補給に重点を置いた商品は、調理が難しいときの補助食品として役立ちます。主食のアルファ米、野菜の保存食、栄養補助食品は用途が異なるため、家庭が備蓄を充実させる場合も組み合わせて購入することが考えられます。
ただし、大塚ホールディングスは医薬品などの事業を広く展開するグループです。非常食だけを理由に株を買うと、想定していない事業の影響で株価が動くことがあります。長期保存食との関係を把握したうえで、グループ全体の決算や研究開発の状況も確認しましょう。カロリーメイト公式情報も参考になります。
有名な非常食メーカーが上場しているとは限らない

アルファ米や保存食のメーカーを探すと、知名度の高い会社名が見つかります。しかし、企業として有名でも株式が取引所に上場しているとは限りません。会社の名称と証券コードを結びつけて確認することが大切です。
尾西食品は上場企業ではなく亀田製菓の子会社
尾西食品の商品をよく知っていても、一般の証券会社で尾西食品の株式を直接購入することはできません。尾西食品は亀田製菓の100%子会社だからです。亀田製菓株を買うことは、尾西食品を含むグループ全体の業績に投資することを意味します。
そのため、尾西食品の販売が伸びても、親会社の他事業が不振であれば株価に期待どおり反映されないことがあります。逆に米菓事業の利益改善で株価が上がる場合も考えられます。「商品への投資」と「グループ株式への投資」は別であるという点を理解しましょう。
アルファー食品とサタケも重要な比較対象
「安心米」を製造するアルファー食品や「マジックライス」を手がけるサタケも、保存食市場では重要な会社です。アルファー食品はアルファ化米を中心とした米加工食品を製造し、サタケは穀物関連機器なども扱いながら長期保存食を展開しています。
両社の商品は市場の競争状況を調べるときに参考になりますが、製品の人気だけで「同名の上場銘柄がある」と判断してはいけません。会社概要に記載された法人名、株主、上場状況を調べ、証券取引所の情報と照合する必要があります。
上場企業だけを見て市場全体を評価すると、こうした専門メーカーの存在を見落としがちです。アルファー食品の保存食、サタケの保存食も参考になります。
永谷園ホールディングスは2024年に上場廃止
フリーズドライ食品などの関連銘柄として永谷園を紹介する古い記事を見つけることがあります。しかし、旧証券コード2899の永谷園ホールディングスは、2024年9月27日に上場廃止となりました。過去の銘柄一覧に掲載されていても、現在取引できる株式として扱うことはできません。
上場廃止やMBOなどがあると、会社や商品が存続していても株式の売買環境は変わります。古い情報で注文を考えず、必ず取引所や企業の最新の発表を確認してください。日本取引所グループの発表で上場廃止日を確認できます。
非常食の需要はなぜ生まれる?成長性を見る3つの視点

非常食の必要性は明確でも、それだけでは企業の売上や株価の見通しを判断できません。誰が購入し、どのくらいの頻度で買い替えるかを考えると、市場の特徴が見えてきます。
家庭だけでなく企業や自治体が備蓄する
農林水産省は災害に備えて最低3日分、できれば1週間分程度の食品を人数に応じて備蓄することを勧めています。家庭だけでなく学校、病院、自治体、企業の事業所でも、災害時の食料確保が必要になります。
法人向けの納入では一度に大きな数量が動く場合がある一方、予算や入札、契約更新によって注文の時期が偏る可能性もあります。家庭向けの小売販売と法人向けの受注を同じように考えないことが大切です。
防災意識が高まったというニュースを見たら、どの企業が家庭向けと法人向けのどちらに強いのかを調べましょう。継続的な販売先を持つ企業なのか、災害時に一時的に売れる企業なのかで、成長の見通しは変わります。
賞味期限が長い商品は買い替え周期が長い
長期保存食は、3年や5年以上の賞味期間を持つ商品があります。購入者にとっては交換の手間が少なくなる一方、同じ人が毎月買い続ける商品ではないという特徴があります。そのため、需要が増える年と更新まで購入が少ない年が生じる可能性があります。
自治体や会社がまとめて備蓄した場合も、更新年度にまとまった発注が起こることがあります。売上が伸びた年度を、そのまま長期的な成長率として使うと過大評価につながりかねません。
一方、日常的に食べる食品を少し多めに買い、食べた分を補充する「ローリングストック」が定着すれば、継続的な購入につながる場合があります。商品が長期保存専用か、普段使いもできるかは、需要の安定性を考える材料です。
災害後の需要増と株価上昇は同じではない
大きな地震や台風のニュースの後、非常食や防災用品への関心が高まることがあります。しかし、商品に注文が集中しても、すぐに利益が増えるとは限りません。原料や包装材の調達、増産、物流などに費用がかかるためです。
株価は将来の期待を先に織り込んで動くことがあります。ニュース直後に大きく値上がりしていれば、販売増の効果がすでに株価に反映されている可能性があります。反対に、地道な法人契約で利益が伸びていても、短期的には注目されない場合もあるでしょう。
災害が起きたから株価が必ず上がる、という考え方は避けるべきです。受注、売上、利益、現在の株価がどのようにつながるかを確認しましょう。
非常食関連銘柄を投資先として選ぶ4つの基準

非常食への関わりがわかったら、一般的な企業分析に進みます。話題性だけで選ばないためには、具体的にどの数字を見るかを決めておくと便利です。
非常食が企業全体の何%を占めるか
最初に確認したいのは、保存食事業が全社の売上や利益に占める割合です。亀田製菓には尾西食品がありますが、米菓や海外事業も展開しています。大塚ホールディングスは医薬品などの大きな事業を持つため、非常食の販売が好調でも全社に与える影響は限定的な可能性があります。
決算資料で非常食事業が独立して開示されていないこともあります。その場合、商品の人気や取扱店舗の数だけで売上規模を断定するのは避けましょう。情報が不足しているなら「正確な比率は不明」と扱い、食品事業など広い区分の数字で確認するほうが適切です。
売上だけでなく営業利益と利益率を見る
保存食は長く品質を保つ加工や包装が必要です。売上が増えても、米や小麦などの原料費、容器、輸送費が上昇すれば利益が伸び悩む可能性があります。逆に、製造効率の改善や価格改定が進めば、販売量以上に利益が改善する場合もあります。
そのため、決算短信では売上高と営業利益をセットで確認しましょう。営業利益率は売上に対してどれほど利益が残っているかを表す指標です。設備投資が増えている場合は、その設備がいつ稼働し、受注に見合う生産量を確保できるかにも注目します。
商品の用途と販売先の広さを比べる
アルファ米は主食、えいようかんやビスコ保存缶は手軽なエネルギー補給、野菜飲料やスープは食事の種類を増やすための製品という違いがあります。備蓄予算が増えても、すべての商品の販売量が同じ割合で伸びるわけではありません。
比較するときは、保存期間、調理に必要な水、アレルギーへの配慮、価格、保管場所、販売先を整理しましょう。例えば断水時にそのまま食べられる食品と、水で戻す米飯では使う場面が違います。実際の利用場面を考えることが、需要予測の精度を高めます。
株価指標や財務状態を確認する
企業が良くても株価が高すぎれば、投資成果が期待を下回ることがあります。PERは利益に対して株価が何倍かを見る指標で、PBRは純資産に対する株価の倍率を示します。配当利回りも比較できますが、数値が低い、あるいは高いという理由だけで優劣は決まりません。
成長見通し、借入金、現金、配当の継続性と合わせて評価する必要があります。異なる会社を比べるなら同じ時点の数字を使い、短期的に上がった株価だけを見て判断しないことが重要です。証券会社の情報に加えて、企業の決算短信と有価証券報告書を確認しましょう。
非常食メーカーの株で注意したいリスク

防災という社会的に必要な分野でも、投資に損失がないわけではありません。特に保存食独自の在庫管理と、ニュースによる値動きには注意したいところです。
原材料高と在庫負担で利益が減ることがある
アルファ米では米、保存菓子では小麦や乳製品、缶入り商品では金属容器などがコストになります。これらが値上がりしても販売価格にすぐ転嫁できなければ、利益率が下がる可能性があります。長期保存に必要な品質管理にも費用がかかります。
保存期間が長いからといって、在庫リスクがゼロになるわけではありません。販売が想定より少なければ保管コストがかかり、賞味期限が近づくと値引きや廃棄につながる場合もあります。メーカーの売上総利益率や在庫の増減にも目を向けましょう。
一時的な特需を長期成長と取り違えない
災害の後には非常食の発注が集中することがありますが、その注文が毎年続くとは限りません。自治体の更新需要や備蓄の新規導入など、一度限りの注文も考えられます。好調な四半期の数字だけで翌年以降の業績を予想すると、期待が大きくなりすぎるおそれがあります。
数年分の売上と営業利益を並べ、会社が示す受注の継続性や新規販売先を確認しましょう。増産設備の投資にも、稼働率が下がると固定費負担が残るというリスクがあります。販売の持続性と生産能力はセットで考える必要があります。
テーマ株として買われた後の反落に注意
ニュースで急に注目された銘柄は、業績の変化よりも先に株価が動く場合があります。短期間で大きく上昇した後、決算が市場の期待に届かなければ、売上が増えていても値下がりすることがあります。
また、非常食関連という見方以外にも、金利、相場全体の地合い、為替、原料価格などが株価を左右します。災害報道だけで急いで注文せず、企業が実際に開示した事実を優先してください。
目的別に考える非常食関連銘柄の選び方

「どの株を選べばよいか」は投資の目的によって変わります。非常食の製造との結びつきを重視するのか、食品メーカー全体の成長に注目するのかを整理してみましょう。
非常食の製造との関係を重視する場合
尾西食品を完全子会社に持つ亀田製菓は、長期保存食との資本関係がわかりやすい候補です。アルファ米や携帯おにぎりといった主食の備蓄需要に注目する人なら、最初に事業内容を調べやすいでしょう。
それでも親会社には他の事業があるため、尾西食品だけの成長を狙う投資ではありません。保存食への関わりの強さだけでなく、親会社の利益、成長戦略、投資額を確認してください。
普段から知られる食品ブランドを重視する場合
井村屋グループ、ブルボン、江崎グリコは、通常の菓子の技術やブランドを防災向けの商品に応用しています。利用者が食べ慣れた味を選びやすいという利点がありますが、どの会社も通常商品の売上が重要です。
保存菓子の販売先や商品内容を比べたうえで、主力商品の競争力や原料費、配当なども確認しましょう。商品を知っているという理由は調査の出発点になりますが、購入の決め手にするには情報が足りません。
食事の種類や栄養を重視する場合
カゴメの保存用野菜飲料・スープ、大塚製薬のカロリーメイト ロングライフは、主食以外の備蓄需要を考える際の候補になります。ただし、大塚ホールディングスは医薬品事業の影響が大きく、カゴメも通常の食品・飲料を広く展開しています。
そのため、保存食というテーマに特化して投資したい場合には、事業の範囲が想像より広い点を理解しておきましょう。企業価値を動かす要因のうち、非常食がどの程度の役割を持つかを確かめることが重要です。
非常食メーカーの上場に関するよくある質問

商品名と企業名が混同されやすいため、投資先を調べる際によくある疑問を整理します。
尾西食品の株を直接買うことはできますか?
尾西食品の株式を一般の証券取引所で直接売買することはできません。尾西食品は上場企業の亀田製菓が100%出資する子会社です。亀田製菓の株を買えば尾西食品を含むグループの事業に間接的に関係しますが、投資成果は米菓や海外事業などにも左右されます。
非常食は災害が起きると必ず売れますか?
備蓄需要が増える場合はありますが、どの会社のどの商品がどれほど売れるかは決まっていません。注文が増えても製造費や配送費も増えれば利益は伸びない可能性があります。災害時の一時的な需要と、平常時の継続的な販売は分けて考えましょう。
非常食だけに投資できる上場株はありますか?
この記事で挙げた6社は、すべて非常食以外の事業を持っています。したがって、非常食事業だけの利益やリスクを切り離して投資することはできません。専門メーカーが非上場の場合は、その会社の株を証券取引所で直接購入することもできません。
備蓄市場の公的な情報はどこで確認できますか?
家庭備蓄の考え方については、農林水産省の家庭備蓄ポータルが参考になります。同省は最低3日分、できれば1週間分の食料備蓄や、普段使いの食品を補充するローリングストックを紹介しています。ただし、備蓄の推奨量は特定企業の売上予測ではない点に注意が必要です。
まとめ|非常食メーカーの上場株は事業との結びつきを見て判断
非常食メーカーに関係する上場企業には、亀田製菓(2220)、井村屋グループ(2209)、ブルボン(2208)、江崎グリコ(2206)、カゴメ(2811)、大塚ホールディングス(4578)があります。扱う保存食の種類は異なり、親会社を通じて関連事業を持つ場合もあります。
特に尾西食品は亀田製菓の子会社であり、永谷園ホールディングスは2024年に上場廃止となったため、社名と証券コードの確認が欠かせません。投資では非常食の知名度だけでなく、全社に占める事業規模、利益率、株価の割高・割安を合わせて考えることが大切です。



